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【緊急投稿】静岡県における熊被害、建設業のクマ対策について

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全国ではクマによる被害で多くの方が犠牲になっており、静岡県内でも、南アルプスや富士山周辺を中心にツキノワグマが生息しているらしく、人里近くでの目撃情報や林業被害が増加傾向にあるとのこと。建設業では、山間部での作業が多く、クマとの遭遇リスクがあるので緊急に投稿しました。新しい情報があれば、追って投稿いたします。

静岡県における熊被害の実態

静岡県内でもツキノワグマの目撃情報や被害報告が増加傾向にあります。環境省の調査によると、ツキノワグマの生息域は中部地方全域に拡大しており、特に富士山麓、南アルプス、奥大井(川根・井川地域)などの山間部での出没が多く確認されています。

本年度の令和6年度の静岡県の発表でも、年間の目撃件数は過去10年間で最多を更新しており、人家周辺、林道や工事現場付近での熊の出没も増えています。

理由としては、どんぐりなどの熊のエサの不作によって、人里に近い里山へ来るようになったこと、林業など建設工事によって人の活動範囲の拡大したこと、温暖化や積雪量の減少による生息域の変化があるようです。

静岡県では「熊との共存」を基本に、被害防止のための注意喚起や出没情報の共有体制を強化していますが、建設業や林業などの野外作業者の安全確保が課題となっています。

なお、秋から冬にかけては、エサを求めて南アルプスや富士山の南側の地域などにも出没することがあるらしいです。最近は、クマの生息域ではないとされていた伊豆半島や県東部、静岡市のハイキングコースなど、過去に例のない地域での目撃情報も相次いで報告されています。

建設業の熊対策

建設業では、山間部や林道、ダム工事、送電線・道路工事など、人里と熊など野生動物の遭遇する可能性のある地域での施工が多いので、熊との遭遇リスクを常に考慮する必要があります。

労働安全衛生法上も「労働者の安全を確保するための危険予知活動(KY活動)」の一環として、野生動物リスクへの対応を事前に検討することが望まれます。

厚労省ではKY活動を次のように定義しています。

KY活動と危険予知訓練 職場で実践することをKY活動といい、危険予知訓練(以降KYTと記載)と区別していますが、職場のKY活動を高いレベルのものにしようとすれば、そのための根気強い毎日のトレーニングが必要となります。したがって、ここまでは訓練であとは活動というように、ハッキリ区別することはできません。 なお、危険予知訓練のKYTとは、危険(キケン)のK、予知(ヨチ)のY、訓練(トレーニング)のTをとって、KYTと略称されています。

静岡県では、「クマ出没情報マップ」や「LINE通報システム」を導入しており、リアルタイムで出没エリアを確認することもできます。これらを現場の安全管理に組み込んではいかがでしょうか。

静岡の「クマ出没情報マップ」のURLです。ご覧ください!

https://www.pref.shizuoka.jp/res/projects/default_project/_page/001/017/680/05kumasyutubotu.pdf

建設業の熊対策具体例

テレビや新聞でもよく報道されていますが、建設業の熊対策具体例をざっとまとめてみました。

騒音・警戒音を利用した威嚇対策

重機の稼働前に警報音を鳴らしたり、作業開始時に「熊鈴」「スピーカーからのラジオ放送」などで人の存在を知らせるようにして、現場入口や資材置場にも「熊注意」看板を設置する。

爆竹などを鳴らして、音や火薬の匂いで熊に人の存在を知らせることも有効です。

食品(残飯)や廃棄物の管理

クマは鼻が非常に敏感で、食べ物の匂いに誘われて現場に近づくことがあります。

弁当や飲料は、車内やクーラーボックス内で保管するようにする。作業終了後には残飯や食品関係のゴミを必ず持ち帰る。現場内や周辺にエサとなる残飯やゴミを残さないように徹底します。

防熊スプレー・装備の配備

現場では、防熊スプレーを必ず持っておく。万が一の遭遇に備え、クマ撃退スプレーなどの装備や、適切な対処法を全作業員が理解しておいたほうがよいでしょう。

工事現場の出入口や休憩所周辺に、大音量の撃退音声や強烈なストロボ発光を不定期に発生させる装置を設置しておけばクマの接近を予防することもできます。

その他

出没しそうな場所に監視カメラなどを設置しておくのもよいでしょう。ドローンで周辺監視できればなおさらです。

また、熊の活動が活発な早朝や夕方の作業を避けるようにして、繁殖期(5~7月)や冬眠前(9~11月)の山林作業をできるだけ避けたほうがよいかもしれません。

クマが身を隠したり、移動したりしやすい藪や耕作放棄地などがある場合は、刈り払いや除伐を行い、見通しを確保することも有効です。

遭遇時の対処法

静かに、ゆっくりと後退し、クマから離れる。近くに建物や車があれば速やかに避難します。

大声を出さず、クマと目を合わせるのも避けながら、ゆっくり後ずさりして距離をとるようにします。背中を向けたり、走って逃げたりするのは絶対に避けます。本能的に追いかける習性があるらしいです。

対抗できない場合は、頭部や首周りを両手でカバーして体を丸くして、地面に伏せる防御姿勢をとります。クマ撃退スプレーがある場合は、風向きを考えて、至近距離で熊の顔めがけて噴射します。

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静岡の行政書士法人アラインパートナーズは建設業許可専門の行政書士事務所です。元公務員としての20年の豊富な知識、経験、人脈を活かし、皆様の許可申請を確実にスムーズにサポートさせて頂きます。静岡の方は無料で相談をお受けしておりますので、建設業許可の申請について、どんなことでもご相談ください。よろしくお願いいたします。

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