最近、行政書士として三島市の建設業許可関係の仕事があって訪れましたので、三島市についてご紹介します。
静岡県三島市について
静岡県三島市は、静岡県東部にあって、伊豆半島の玄関口として知られています。市の中央を流れる源兵衛川や柿田川湧水群など、美しい水の都としても有名です。
また、富士山や箱根連山を望む自然環境に恵まれ、古くから交通の要衝として栄えてきました。東海道五十三次の宿場町として栄えた歴史のある街です。
新幹線の停車駅である三島駅を中心に、東京方面や名古屋方面へのアクセスも良好で、ビジネスや観光の拠点となっています。新幹線を使って首都圏への通勤の方もたくさんいらっしゃいます。

三島市の特色
このように三島市の特色は、自然、歴史、利便性の三つがバランスよくそろっているところだと思います。
自然環境では湧水を活かした景観づくりや環境保全に力を入れており、市内には自然散策路や清流公園などが整備されています。「水の郷百選」に選ばれるほど水が豊かで、初夏には源兵衛川でホタルが見られるなど、街中で自然の美しさを感じられます。
歴史文化は三嶋大社をはじめ、宿場町として栄えた歴史が今も街並みに残り、観光資源としても重要な役割を果たしています。
都市機能としては新幹線・高速道路・国道などの交通インフラが整っており、工業・商業・住宅がバランスよく発展しています。
また、今回立ち寄った行政機関でも「環境と経済の両立」を掲げて持続可能な地域づくりをすすめています。
三島市の産業
三島市の主要産業は、製造業・建設業・観光業・商業です。
製造業では、電子部品、精密機器、食品加工など、富士山の伏流水を活かした産業が発展しています。「東レ」「森永製菓」「横浜ゴム」といった大手企業の工場が立地しており、静岡県東部地域の製造業の中心にもなっています。
観光業は、もちろん富士山もありますが、三嶋大社・楽寿園・源兵衛川などの観光資源に加え、伊豆方面への観光拠点となっています。伊豆への玄関口にもなっています。
商業は、駅周辺を中心に地元企業と大手チェーンがあって地域経済を支えています。
また、近年では脱炭素や省エネルギー、SDGsに関連する新産業の育成にも取り組む企業が増えており、地域が環境と経済の調和を目指しています。

三島市の建設業
三島市の建設業は、地域密着型の中小事業者が多くて公共工事や民間工事で地域のインフラを支えています。水資源や景観を重視した環境配慮型の施工が求められる点が特色です。
また、伊豆縦貫自動車道などの交通インフラ整備や、耐震・防災関連の公共工事も多く、安定した需要があります。
住宅分野では、移住者向けの戸建住宅やリノベーション需要も高まっており、建築・土木・管工事など幅広い分野で活動の場があります。
建設業界全体の課題としては、人材確保や技能継承、働き方改革への対応が求められています。三島市内でも、地域の建設業者が協力し、若手技術者の育成やDX(デジタルトランスフォーメーション)の導入をすすめています。
建設業許可の取得について
建設業を営むには、建設業法に基づいて建設業許可が必要です。許可には知事許可と大臣許可があり、静岡県内に営業所を置き、県内で工事を行う場合は静岡県知事許可を取得しなければなりません。
- 建設業許可を取得するには次の要件を満たす必要があります。
- 経営業務の管理責任者(経管)の設置
- 営業所技術者の設置
- 財産的基礎または金銭的信用の要件
- 欠格要件に該当しないこと
申請では、工事経歴書・決算報告書・資格証明書など、多数の書類が必要となります。初めての方にとっては手続きが複雑で煩雑になりますので、ぜひ、当行政書士法人アラインパートナーズにご相談ください。
今回の訪問のように三島市周辺では、土木・建築・舗装・とび土工・管工事などの許可申請が多く、地域の実情を理解した行政書士に相談することが安心です。
Q&A
まとめを兼ねてQ&Aをつくりました。参考にしてください。