静岡県富士宮市を拠点に、建設業許可をはじめとした許認可業務を専門としている行政書士法人のアラインパートナーズです。日々の業務を通じて関係の深い富士宮市の魅力と、この地で活躍する建設業者様の特色について、行政書士法人アラインパートナーズの視点からお伝えしたいと思います。
静岡県富士宮市について
静岡県富士宮市は、富士山の南西に位置する自然豊かな都市です。人口はおよそ１２万人で、富士山本宮浅間大社や白糸の滝といった有名な観光資源があります。
富士宮市は静岡県の東部に位置しており、市の中心部には浅間大社があり、古くから富士信仰の拠点として栄えてきました。
富士山への登山口の一つである富士宮口もあって、年間を通して多くの登山客や観光客が訪れています。豊かな自然と歴史、そして富士山の雄大な景観が、富士宮市の大きな魅力になっています。
富士山麓の豊富な湧水や雄大な自然環境を活かした生活文化が根付いており、首都圏や中京圏からのアクセスの良さも大きな魅力です。
富士宮市の特色
富士宮市の最大の特色は、なんといっても、世界遺産・富士山です。古くから信仰や観光の拠点として栄えています。富士山の恵みである清らかな湧水は、市内を流れる芝川や神田川となり、豊かな自然景観を形成しています。この湧水は、ニジマスやわさびの養殖にも利用されており、地域の産業を支える重要な資源です。
また、富士山の伏流水がろ過されたミネラルウォーターは、品質の高さから全国的にも有名です。
さらに、富士宮市は、Ｂ級グルメの祭典「Ｂ－１グランプリ」で殿堂入りを果たした「富士宮やきそば」発祥の地としても知られています。このご当地グルメは、地域の活性化に大きく貢献しており、市内には多くのやきそば専門店が軒を連ね、観光客の誘致にも一役買っています。
富士宮市の産業
富士宮市は農業、観光業、製造業など多様な産業が発展しています。富士宮市の産業は、酪農や茶の栽培、わさび、ニジマスの養殖といった第１次産業から、富士山の湧水を活用した製紙業や化学工業などの製造業が盛んです。
工業分野では、食品加工、金属加工、紙製品などの製造業が立地しています。特に、製紙業は古くから富士宮市の基幹産業の一つであり、多くの関連企業が集積しています。
たとえば、王子製紙、小野薬品工業、アサヒ飲料、パーパス、富士フイルム、森永乳業、テルモ、アマダといったところです。
農業では富士山麓の豊かな水と土壌を活かして、野菜や酪農が盛んです。
また、観光業は浅間大社や富士登山の玄関口として重要な役割を担っており、地域経済を支える大きな柱となっています。富士山や白糸の滝、田貫湖などの豊かな自然資源を活かした観光施設や宿泊施設が多数存在します。
富士宮市の建設業
富士宮市の建設業は、地域特性をいろいろ反映している点に特徴があります。富士山麓の地形や気候に対応する建築技術、防災や環境保全に配慮した施工が求められるため、地元業者は独自のノウハウを蓄積しています。
特に、観光資源や公共施設の整備、道路・橋梁といったインフラ工事に加えて、住宅建設やリフォーム需要も高い地域です。近年では省エネ住宅や再生可能エネルギー関連工事にも取り組む業者が増えており、地域と共に発展する姿勢が見られます。
住宅・建築分野
富士山の景観を活かした自然との調和を重視した住宅や、観光客向けの宿泊施設、商業施設などの建設が活発です。木造建築を得意とする工務店や、富士山の厳しい自然環境に耐えうる高気密・高断熱住宅を専門とする業者様もいらっしゃいます。
土木・インフラ分野
富士山の湧水や河川、そして広大な自然を保全するための治水工事や、生活インフラを整備するための道路、上下水道工事などが重要な役割を担っています。また、富士山世界遺産登録後の観光客増加に対応するため、登山口や周辺道路の整備も継続的に行われています。
特色ある専門工事
富士山の湧水を利用したニジマス養殖場の整備や、酪農施設、製紙工場の特殊な設備工事など、地域産業に特化した専門工事を得意とする建設業者様も多く、技術力の高さが伺えます。
具体的な企業
株式会社三与建設
1964年創業の総合建設会社で、土木・建築・舗装など幅広い分野を手掛けています。
https://www.mitsuyo.co.jp/
佐野藤建設株式会社
土木工事や建築工事、舗装、解体などを行う会社です。特に災害時の復旧対応など、地域社会の「守護神」となることを掲げています。
https://sanotou.com/
株式会社旭建設
建築・住宅・土木・不動産の4つの柱で事業を行う総合建設会社です。
https://www.asahi-ie.com/
無双建設株式会社
新築注文住宅やリフォーム、社寺建築、公共事業などを手掛ける会社です。
https://musou-kensetsu.co.jp/
株式会社大石組
昭和28年創業の総合建設企業で、公共事業から小規模な住宅修繕まで幅広く対応しています。
https://www.ooishigumi.co.jp/
建設業許可の取得について
建設業を営むうえで重要となるのが「建設業許可」の取得です。静岡県内で一定規模以上の工事を請け負うためには、建設業法に基づく許可を受ける必要があります。許可申請には、経営業務の管理責任者や営業所技術者の設置、財産的基盤の確認など、複数の要件を満たすことが求められます。
経営業務の管理責任者とは、建設業の経営全般を管理し、対外的に責任を負うことができる経験と能力のある人のことです。営業所技術者とは、建設業法に基づき、建設業の許可を受けた各営業所に専任で配置が義務付けられている技術者のことです。
国土交通省の資料より引用
https://www.mlit.go.jp/onestop/137/images/137-001.pdf
建設業許可（建設業法第３条）
(１) 建設業の許可
ア 建設業を営もうとする者は、軽微な建設工事のみを請け負う場合を除き、建設業法第３条の規定に基づき、建設業の許可を受けなければなりません。
イ 「軽微な建設工事」とは、工事１件の請負代金の額が建築一式工事以外の建設工事の場合にあっては、 500万円未満、建築一式工事にあっては 1,500万円未満又は延べ面積が 150平方メートル未満の木造住宅の工事をいいます。
行政書士は、こうした建設業許可の申請や更新手続きにおいて、事業者の状況に応じた的確なサポートを行うことができます。富士宮市においても、地元で建設業を営む方々が円滑に事業を進められるよう、法的手続きや書類作成を支援することが私たち行政書士法人アラインパートナーズの役割となります。
Ｑ＆Ａ
まとめを兼ねてＱ＆Ａをつくりました。参考にしてください。
