静岡県富士市の特徴と特色ある建設業のご紹介と冨士市で建設業許可を取得する場合の行政書士について解説します。
富士市について
静岡県東部に位置して駿河湾と富士山の南麓にはさまれた臨海工業都市です。市内には東海道新幹線「新富士駅」、JR東海道本線「富士駅」などの交通の拠点があり、東名高速(富士IC)・新東名(新富士IC)・国道1号(バイパス)で東西の動線にも恵まれています。
臨海部は田子の浦港があり、工業・物流の要地として機能しています。市の公式紹介でも、国内トイレットペーパーのおよそ4割を生産する「紙のまち」であることで知られています。
面積は244.95平方キロメートルあり、人口は2020年(令和2年)時点では251,616人で、県内では浜松市、静岡市に次ぐ3位の人口規模ですが、2010年(平成22年)以降は減少傾向にあって少子高齢化がすすんでいます。
富士市の特色
「紙のまち」と臨海工業地帯
製紙を中心に化学・食品・機械などの工場が集積しています。田子の浦港は地域産業の原燃料や原材料の玄関となっています。
- 冨士市の代表的な製紙会社は次のとおりです。
- 大日製紙本社(大王製紙グループ)
- 大昭和紙工産業本社・富士事業所
- KJ特殊紙本社(三菱製紙出資会社)
富士山と工場夜景
港越しに富士山を望む夜景は全国的によく知られており、田子の浦みなと公園からの眺望が人気スポットとなっています。
産業インフラと交通の利便性
新幹線・在来線・臨港道路・高速道路が充実、近接しており、資機材や製品の広域輸送に強みがあります。
ローカル鉄道「岳南電車」
工場群の間を走る線路沿いに独特の産業景観が続いており全国的にも有名で、観光資源にもなっています。
岳南電車株式会社は静岡県富士市で鉄道路線(岳南鉄道線)を運営する富士急グループの鉄道事業者です。岳南鉄道の鉄道部門を2013年に分社化して設立された。
沿線の景色を生かした試みもされており「懐かしい駅の明かりや工場夜景など貴重な夜景が沿線全体に存在する」として2014年度(第10回)の日本夜景遺産に認定されました]。鉄道領域では初の認定で、2014年からはこれを生かした予約制の「夜景電車」も運行しています。
2019年の利用者数は86万人と1960年代の年間500万人よりかなり減っていますが、通勤・通学以外の利用者が2割を占めています。

富士市の歴史
東海道の宿場・吉原宿の時代から物流の要衝として発展してきました。1966年に旧富士市・吉原市・鷹岡町が新設合併して現在の「富士市」ができて、2008年には庵原郡富士川町を編入して市域が拡大しました。この合併により都市計画区域の再編も行われています。
富士市の産業
製紙・パルプ
市公式の統計・広報が示すとおり、トイレットペーパーの国内生産比率が高くて関連する化学・機械・物流も裾野産業となっています。セルロースナノファイバー(CNF)など次世代素材の取組も行われています。
セルロースナノファイバー(CNF)は、植物の細胞壁の主成分であるセルロースをナノレベルまで細かくほぐした繊維状物質のことです。軽量で強度が高く、熱による膨張が少ないなどの特徴を持ち、様々な分野での応用が期待されています。
港湾・物流
田子の浦港は駿河湾に面した工業・物流のポートで、臨海部の工場群と一体で地域産業を支えます。
観光・交流
富士山の眺望、工場夜景、岳南電車の産業観光などが特長となっています。

富士市の建設業について
富士市の建設需要は、臨海工業地帯のプラント保全・更新工事、富士川や沿岸部の治水・港湾・海岸保全、道路・橋りょうなどの社会基盤整備、住宅・商業施設の民間建築など、公共・民間の両輪で安定しています。
市内・近隣での入札公告や案件例は継続的に掲出されており、地場企業の活躍の場になっています。
富士市の建設業会社6選
「本社所在地が富士市にある」「公開情報が充実」「分野のバランス」を基準に順不同で例示します。
株式会社トヨコー
防水・改修・再生技術、屋根防水・遮熱・滑り止め等の自社技術で全国展開しています。工場・物流施設の改修分野に強みがあります。

川祥建設株式会社
(住宅・建築)富士市本社のハウスビルダーです。注文住宅や分譲など住まい領域で実績があります。

井上建設株式会社
(総合建設)土木・建築・舗装等を手掛ける地場企業です。公共・民間の幅広い施工に対応しています。
ヤマカ株式会社
(解体・土木)建物解体や造成・インフラ付帯工事など、臨海工業地帯のニーズにも対応しています。

株式会社田中組
(土木・舗装)道路・河川など地域インフラの施工実績がある老舗土木系企業です。

株式会社中村組
(総合建設)1917年創業の地場ゼネコンです。建築・土木双方で地域事業に参画しています。
建設業許可の取得について
建設業では、500万円(税込み)の軽微な工事を除いて、原則として建設業許可を取得する必要があります。
許可は国土交通大臣または都道府県知事のいずれかから取得して、建設業の29業種ごとに区分されています。
富士市で建設業を始める場合、通常は静岡県知事許可となります。許可取得には、以下のような要件が求められます。静岡県以外にの営業所などがある場合は、国土交通大臣許可が必要になります。
- 富士市での建設業許可取得の要件は次のとおりです。
- 経営業務の管理責任者がいること
- 営業所技術者(旧・専任技術者)がいること
- 財産的基礎(一定以上の資金力)があること
- 欠格要件に該当しないこと
経営業務の管理責任者とは、建設業を営む事業者において、営業取引上対外的に責任を負う地位にあり、建設業の経営業務を総合的に管理する人のことです。建設業許可を取得するには、経営業務の管理責任者が営業所に常勤していることが要件となります。
営業所技術者とは、建設業者が営業所ごとに配置を義務付けられている技術者のことで、建設業法に基づいて、営業所での請負契約の締結や工事の履行を技術的な側面から支える役割を担います。
これらの要件を満たした上で、必要書類を整えて申請を行うことになります。行政手続きは煩雑で、書類の不備や要件の誤認によって許可が下りないケースもあるため、専門知識が必要になりますので、静岡の建設業許可の専門行政書士である行政書士法人アラインパートナーズにご相談ください。
行政書士は、建設業許可の新規取得、更新、業種追加、経営事項審査、入札参加資格申請などの専門家です。磐田市内で建設業を営む方やこれから開業を検討されている方は、ぜひアラインパートナーズにご相談ください。