静岡県島田市の産業や建設業と建設業許可に関する行政書士について解説します。
島田市について
島田市は静岡県のほぼ中央に位置しており、南は駿河湾、北は南アルプスに連なる山々を望む自然豊かな地域となっています。
島田市の中央部分には大井川が流れており、古くから東海道の宿場町として栄えてきました。人口はおよそ９万人で、静岡県中部地域の交通と産業の要衝となっています。
東名高速道路、国道1号バイパス、新東名高速道路、富士山静岡空港があり、交通アクセスに優れており、利便性の高さから、物流業や観光業、建設業が発展しています。
島田市の特色
島田市の特色としては、お茶のまちであることです。牧之原台地は日本有数の茶産地として知られており、茶業は島田市の基幹産業となっています。
ＳＬが走っている「大井川鉄道」、世界一長い木造歩道橋として有名な「蓬莱橋（ほうらいばし）」、金谷地区の石畳の宿場など、有名な観光アイテムもたくさんあります。
大井川鉄道は、静岡県を走る鉄道会社で、大井川本線と井川線（南アルプスあぷとライン）を運行しています。特に、SL、蒸気機関車や、アプト式列車（南アルプスあぷとライン）が有名です。
静岡空港があるので国際物流や、再生可能エネルギー関連の取り組みもすすめられています。
蓬莱橋は、静岡県島田市の大井川に架かる、全長897.4メートルの木造歩道橋です。1997年にギネス世界記録として「世界一長い木造歩道橋」に認定されました。
島田市の歴史
島田市は、古代より大井川の渡河場所として交通の要衝でした。江戸時代には東海道の宿場町である島田宿や金谷宿として栄え、参勤交代や旅人でにぎわいました。
大井川は「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」とうたわれ、川留めで足止めを食らった旅人を相手にした経済活動も発展しました。
明治以降は鉄道や製茶業の発展によって近代化がすすんで、昭和に入ってからは製造業や建設業も盛んになりました。平成17年には旧金谷町と合併し、現在の島田市となっています。
島田市の産業
- 島田市の主要な産業は次のとおりです。
- 農業は茶業が中心です。牧之原台地を中心に全国有数の茶の産地があります。
- 製造業は自動車部品、機械、食品加工などです。
- 観光業は大井川鐵道のSL、蓬莱橋、川根温泉などがあります。
- 物流業としては静岡空港や高速道路網があり、物流拠点となっています。
- 公共インフラ整備や都市開発にともなって建設業の需要も安定しています。
島田市の建設業について
島田市の建設業は、道路や河川の公共工事から住宅や商業施設の建築、茶業関連施設の整備まで幅広くあります。大井川流域は治水や堤防工事が必要であり、土木建設業も重要になっています。
島田市は静岡空港や新東名高速道路の関連工事など、大型インフラ整備が必要であり、地元の建設業の技術力やノウハウが必要不可欠です。
建設業許可を取得している事業者も多数あり、建築一式工事、土木一式工事を中心に、専門工事業（とび・土工、舗装、管工事など）も幅広く活躍しています。
建設業許可の取得について
建設業では、５００万円（税込み）の軽微な工事を除いて、原則として建設業許可を取得する必要があります。
許可は国土交通大臣または都道府県知事のいずれかから取得して、建設業の２９業種ごとに区分されています。
富士市で建設業を始める場合、通常は静岡県知事許可となります。許可取得には、以下のような要件が求められます。静岡県以外にの営業所などがある場合は、国土交通大臣許可が必要になります。
- 島田市での建設業許可取得の要件は次のとおりです。
- 経営業務の管理責任者がいること
- 営業所技術者（旧・専任技術者）がいること
- 財産的基礎（一定以上の資金力）があること
- 欠格要件に該当しないこと
経営業務の管理責任者とは、建設業を営む事業者において、営業取引上対外的に責任を負う地位にあり、建設業の経営業務を総合的に管理する人のことです。建設業許可を取得するには、経営業務の管理責任者が営業所に常勤していることが要件となります。
営業所技術者とは、建設業者が営業所ごとに配置を義務付けられている技術者のことで、建設業法に基づいて、営業所での請負契約の締結や工事の履行を技術的な側面から支える役割を担います。
これらの要件を満たした上で、必要書類を整えて申請を行うことになります。行政手続きは煩雑で、書類の不備や要件の誤認によって許可が下りないケースもあるため、専門知識が必要になりますので、静岡の建設業許可の専門行政書士である行政書士法人アラインパートナーズにご相談ください。
行政書士は、建設業許可の新規取得、更新、業種追加、経営事項審査、入札参加資格申請などの専門家です。磐田市内で建設業を営む方やこれから開業を検討されている方は、ぜひアラインパートナーズにご相談ください。
